昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

先に言っておくことにした

先日、息子の小学校生活最後の運動会があった。

背の順に並んだ6年生の列を 前から順に目で追って

姿を探すも なかなか見つからず

おかしいなと思っていたら だいぶ後ろの方にいた。

(5年生までは真ん中より少し前だった)

 

既に手足の大きさや 身長は 私を抜き去り

(体重だけは 当分負ける気がしない)

この1年で12㎝伸びて、ヒョロッとしていたのが少しガッシリ。

声だって いつの間にか低くなっちゃって。

ときどき 甲高くてかわいい声が聴きたくなって

過去の動画を眺めたり。

 

でも、こんなのはまだ序の口の序の口。

息子を持つ諸先輩方の記事を拝読するにつけ

「反抗期や思春期」と「母のやるせなさ、切ない気持ち」は

カレーライスと福神漬けの如く(?)

切っても切れない関係になっているらしいと悟る。

 

理不尽な態度や 冷たい仕打ちや 

ひとりで大きくなったと言わんばかりの大口で 攻められる。

ホルモンの盛んな分泌によるアンコントロールな現象だと

頭ではわかっていても

一緒に暮らしていれば いろいろな感情が渦巻くだろう。

親だって人間だものね。

 

今はまだ、「地獄って こういうところなんだってさ」

と伝え聞いているくらいの実感しかないけれど

想像がつく。

これは覚悟しておかねば と思う。

思うけれど、まだピンと来ない。

もう少し先のことだから というのもあるかもしれない。

 

ただ

「そのうち 私ともまともに話さなくなるんだろう」

と予測できたおかげで、そうなる前に 

伝えておきたいことは言っておこう

という気持ちになった。

それで

「あなたはこれからどんどん成長して、お母さんから離れていくと思うけど

それでも ずっとずっと大好きってことは忘れないでいてね」

と言ってみた。

そしたら、なんとも切ない表情になってしまった。

突然そんなこと言われてもね。

それもそうか。

自分が母親から離れていくことが、今はまだイメージできないのかもしれない。

 

子どもはいまを生きている。

私もそこは見習って 今の時期の子育てを味わい尽くしておこうと思う。

そして、「愛してるよ」の気持ちは出し惜しみせず

今のうちに言葉や態度でたくさん伝えよう。

反抗期真っ只中にあっては そんな余裕はないかもしれないし

それを過ぎてからでは

私もさすがに照れくさくなっているだろうから。