昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

荒天の春にゆっくり浮上する

ぱっと晴れる日がなかなかない。

桜も 曇天だと華やかさが半減しちゃって残念だ。

部屋は薄暗く なんだか気持ちが底の方に沈んでいる。

でもこれって お天気だけのせいではないと

薄々気づいている。

この春から 自治会の役員になって(しまって)

その役割が意外と重いので それもある。

うん、絶対そう。

 

みなさん、自治会にはお入りになってますか?

私の住んでいるところは

かなり高齢化が進んでいて

高齢を理由に班長をパスする世帯が多いんです。

そうなると 班長のサイクルが今後どんどん短くなる。

私なんて50代だけど この辺りではざっくりと若い方に入る。(笑)

いやいや 笑いごとではない。

自治会にとっても「高齢化」は 深刻な問題だ。

役員の引き受け手が慢性的に不足するっていうのもあるけど

仕事の負担をどうにかしないと。

(若いから動けるでしょ、は大間違い。若いと仕事に子育てにと忙しいのである。)

未来永劫、今までと同じやり方でいいとは思えない。

たとえば回覧ひとつにしても 電子化すればものすごく楽になるし

紙ゴミが減って エコでもあるんだけど

実際のところ そう簡単にはいかない。

アプリの使い方とか レクチャーしないとだし

もしかしたらネット環境から?

そういう合理化に対する 反対勢力もあったりして。

あぁ、ジレンマ。

 

自治会と完全に同じではないけれど

昨今、PTAだってその在り方が見直され始めている。

かつてPTAの役員をやって

そのとき思ったのが、PTAって誰のためにあるんだろうってことだ。

全国、都道府県、市、区とそれぞれにPTA組織が乱立して

学校のPTAの仕事だけでも大変なのに

学校PTAが所属する 上部組織のPTAの仕事までしなければならない。

PTAで消耗して うちに帰って自分の子に笑顔を見せる元気がないという

元も子もない状況下にいる人は

今も少なからずいるだろう。

昨年だったか、東京都の小学校PTA協議会が

日本PTA全国協議会を脱退したけれど これはまさに

活動のシンプル化を目指した自然な流れだろう。

 

小学校の役員時代は いくつかの仕事をまるっと無くして 

それなりに合理化を果たすことができた。

(合理化のために役員になった。)

それも 同じ考え方の同志を見つけるところから始めて

エネルギーがいった。

組織の中で無くしたり変えたりは 大変な場合が多いけど

メンバー次第で 案外できるものだとそのとき感じた。

自治会はどうだろう。(難しそう😇)

 

 

 

昨日はなんとかお天気がもったので

ずっとしたかった草取りが少し出来た。

草取りってとても地味だけど、個人的には

心の安定の特効薬になるので 好きな作業。

無心になれて、小さいけれど達成感がある。

 

その後、庭で咲いたクリスマスローズラナンキュラスを生けた。

変わり映えのしないインテリアに少しの変化。それでもうれしい。

打って変わって、今日は春の嵐が吹き荒れた。

庭の花たちは、強風に激しく揺さぶられているのに

なぜか悠然として見えた。

しなやかって、最強なのかも。

しばらくその光景から 目が離せなかった。

こころがふわりと 浮き上がっていくのがわかった。