昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

素敵な穴を開けましょう 〜ウォールデコのお話〜

わたしの住む家は、築十数年のこなれた中古住宅です。引っ越してもうすぐ3年。以前はもう少し都会の、マンション住まいでした。本当は自分で設計した家に住むのが夢です。ですが、今生では実現できそうにありません。

それでもわたしは、この家を愛しています。雨露を凌げて、暖かな陽が差し込む。家族3人で暮らすには充分すぎる家です。それゆえ「大好きだよ。いつもありがとうね」と、時折家に話しかけています。変ですかね。

 

そんなわたしですが、インテリアのためなら壁にくぎを打ち込むことに、いささかの迷いもありません。中古住宅だから、ではありません。たとえ木のいい香りがするような新築であっても、わたしの態度は変わらないでしょう。わたしはそういう大胆な女なのです。

 

そうやって、金づちを握りしめて出来上がったのが、こちらのウォールデコであります。

この空間はあまり幅がないため、斜めから撮っています。

デコと言いながら、実用的な時計を忍ばせるしたたかさに、お気づきでしょうか?

 

 

もう少し引いた写真がこちら。

この壁は横幅はかなりあるので、増やそうと思えばまだまだいけるのです。でもいざとなると「物事の限度と周囲とのバランス」という名の一線を越えられない、つまらない女でもあることをここに告白します。(いったいなんの話なんでせう?)

 

こんなふうに、楕円形の中に収めるように意識して配置しています。

まあるく飾って、心もまあるく。

 

 

さて、もう少しだけ。

つまらないといえば、こんなつまらない壁↓ありますよね? え、ない?

うちにはあるんです。(このスイッチ、いつかかっこいいヤツに取り替えてやる〜!)

 

 

で、ここをこんな感じにしてみましたよ。

どうでしょうか?と聞かれても困ると思いますが (笑)

つまらない四角い物体を、ちょっとアーティスティックな四角いものでごまかそうぜぃっていう作戦です! あ、すみません、それだけなんですが。

 

 

今回は壁を飾って、より自分らしい家にしていきたいなという、久方ぶりのインテリアのお話でございました。(唐突なエンディング)

さぁ、みなさんも勇気を出して、壁に穴を開けてみましょう。きっとあなたのおうちのインテリアにも、風穴が開くことでしょう。おあとがよろしいようで。(山田くん、全部持ってって!)

 

 

そうはいっても、壁の穴はなるべく小さく済むようにしています。ご参考までに。