昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

ブログ4ヶ月目で起こった変化

ブログを始めた頃は、ありのままの自分を書くことを避けていた気がする。自分と向き合うことはできても、またそれを文章にしたとしても。

公開したら後悔する(このダジャレもきっと後悔する)、ありのままの自分を見せるだなんて、いやん恥ずかしい。そんな気持ちがあった。

しかしそもそも、誰もありのままを見せろだなんて言っていないのだから、恥ずかしくてもなんでも書きたければ書く、見せたければ見せる。結局は、わたしの個人的葛藤にすぎないのに、なにを恐れ警戒していたのだろう。

 

最近のわたしは「ありのままでなくても、それに近い自分を書く」という、自分で勝手にこしらえたハードルを超えつつある。なにしろ「夫婦げんかの末実家に一泊して帰ってきた」というただそれだけの話を、記事3つ分に渡って書いてしまった。(お付き合いいただいたみなさまには、お礼申し上げます)  こんな事態、ブログを始めた頃には想像もしなかったことだ。

ではどうして書くようになったのか……それは書いた後にしか生まれてこない感情があることに気づいたから。そして、書いた後の自分と出会えるから、なのだと思う。

輪郭のない感情や、連続する時間の中に消えていった出来事たち。そういうものを書くことの意味が、わかりかけている気がする。

 

そしてもうひとつ。わたしにとってブログは「書いたもの」だけでなく、それを読んでくださった方々とのコミュニケーションも含めたものなのだと、改めて思った。言葉を残していってくださる方。スターをつけてくださる方。そこに、よくも悪くも(笑)心を動かしてくださった証があり、勝手ながら心が通じ合えたと思える瞬間が間違いなくあったと思う。

これって、いまの私にとっては奇跡のようです。本当にありがとうございます。

 

この活字の海を泳ぐ。泳ぎながら、ありふれた日常に胸を熱くし、目を見張るような才能やたゆまぬ努力に出会って感動する。

泣いて笑って、ときにはしょっぱい水を飲むかもしれないけれど、楽しく泳いでいきたい。