私は、ひとのうちを覗くのが好きだ。
と言っても変な趣味はなく、ひとの家のインテリアや暮らしを
拝見するのが好きという意味で。
雑誌のルームツアー特集があると、とりあえず手にとってみる。
ため息が出るような素敵なおうちは数あれど、
私の好みははっきりしている。
整然としたモデルルームみたいなインテリア(憧れるけれど)より、
住んでいる人自身が滲み出ているような部屋。
大事にしているものや積み重ねてきたものが伝わってくるような。
「語るインテリア」とでも言おうか。
そういうのに惹かれる。
それはなぜだろうと考えたとき、
「その時々でしか味わえない、家族を物語るインテリア
でありたい」という、私自身の思いに気づいた。
語るインテリアは、暮らしながら変化していくインテリア。
永遠に同じでないからこそ、惹かれるのだと思う。
うちには息子のこまごましたものが、あちこちに置いてある。
本人は「置いているのではなく、飾っている」という意識の
ようだから、そのままにしている。
私に似たのだと思う。
こういう風景は多分、息子がもう少し大きくなったら
見られなくなる。
ずっと覚えていたいなと思う。
私の本棚にトレーラー侵入。
いつの間に(笑)
なんかジャラジャラすると思ったら、車両の中にお宝発見!
思わずクスッと笑ってしまった。