昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

不思議な世界が好き

不思議なことがいっぱいだった幼い頃

 

桃から男の子、竹から女の子が生まれたり

チューリップから生まれた親指くらいの女の子が

ヒキガエルに誘拐されたり

カニの子が仇を打とうと いじわるな猿を殺そうとして

そこに臼や栗、蜂や牛糞まで加勢したり

 

少し残酷で悲しくて 説明がつかないことが起こる物語を読んでは

そんなこともあるんじゃないかと 疑うでもなく受け入れて 

理解しようとしていた気がします。

 

遊園地に行けば、決まって「ビックリハウス」に入って

オズの魔法使い」の実写版は いつもワクワクしながら

放送を待っていました。

途中から 一部だけ3D映像になって、

たぶんあの頃 日本中の子供たちが 左右違う色のレンズのメガネをかけて

テレビの前に釘づけになっていたんじゃないかな。

 

大人になっても

「不思議」好きは変わらないようで

 

ティム・バートン監督の

チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド

などは 今でもときどき見たくなる作品。

 

不思議と不気味の間

世界の歪み

ちょっとした違和感

そういうものに惹かれる性分なんだと思います。

(でもホラーは苦手)

 

 

先日の記事は そんな私の性分がつい出て

tsuke-mama2024.hatenablog.com

ちょっと おかしなテイストに。

 

もともとは 「なりきりインテリア」 みたいなコンセプトで

植物学者の部屋にありそうな棚をイメージして

ディスプレイしてみたのだけど

頭の中で想像が膨らむにつれ どんどん逸れまくり…

 

そのときに使った「トカゲ」というエッシャーの版画(ポスター)は 

平面に嵌め込まれたトカゲが厚みを増しながら

やがて立体化して歩き出し

また平面に戻っていく「無限の循環」を表現していて面白く

 

 

穴をのぞいている人物が また別の人物からのぞかれて…

といった エッシャー的「無限の循環」を意識した筋書きになりました。

版画の世界をディスプレイにも広げてみようとしたり…

 

その意図を伝えるには技量が足りず、なかなか難しいものです。

でも、本人は結構楽しみましたよ。

こういうのが苦手だった方、ごめんなさいね

 

今も身のまわりには 不思議なことはたくさんあるのだけど

現代の最新科学に乗り遅れているがゆえに

AIって不思議だね

みたいな

ちょっと不思議の種類が変わってしまった感はあります。

 

最近いちばん不思議に思うことは

小学生の息子が 毎日わたしに

 お母さん、かわいいね

と言ってくれること。

もうかわいい要素は ひとかけらもないと思うのだけど。

でもまぁ、そう言われて 悪い気はしないです。 笑

 

 

 

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