昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

その夢 叶えよう

少し前に ウインブルドン2023が 閉幕しましたね。

 

特別 テニス好きでもない私ですが 昔 一度だけ 

現地で観戦したことがあります。

 

 ウインブルドンセンターコートで観戦してみたい」

 

そんな母の夢を知ったのが 事の発端です。

 

そのとき

 えっ⁉︎ そうなの? だったら連れて行ってあげるよ。

と 咄嗟に言ってしまったのですよね。笑

母は 本気にしてませんでしたけれど。

 

で、改めて調べてみると センターコートの観戦チケットを

日本から個人でとるのは ハードルが高そうでした。

(当時の話ですが、今はどうなのかしら)

 

となると チケット込みのパッケージツアーになるわけですが

試しに一社 問い合わせてみたところ 二人で九十数万円 と言われ

(2日間観戦で4泊6日くらい)

嘘でしょー?となり 何社かあたってみたけれど 旅行代金は似たり寄ったり。

(しかもチケットは時価なので、変動するらしい)

当然 そんなお金が 手元にあるはずもなく。

 

フリーランスのインテリアコーディネーターに

なったばかりで 暇だったので 笑

確実な収入も見込めない。

 

というわけで お金をとる某放送局のコールセンターで

アルバイトをしました。

お小遣いも入れて 目標100万円くらいでしたか。

だいたい半年の契約だったと思いますが

その期間できっちり貯めましたよ。

 

そうして 2005年6月、母娘でロンドンに降り立ちました。

 

母は初めての海外で、念願のテニス観戦ツアー。

しっかりとセンターコートで観戦し、ショーン・コネリーを目撃したり

ビッグウェーブをしたり。

丸一日、ロンドン観光も楽しんで

19年経った今でも「楽しかったよ。ありがとね。」なんて言ってくれます。

 

私は私で、母の夢に便乗して

一生知らなかったかもしれない ウインブルドンの雰囲気を

肌で感じることができたし 母とのいい思い出がつくれて感謝しています。

 

***

 

当時の私は

ちょっと頑張って叶えられるなら やりたいことをやった方がいい

という思いを 当たり前のように持っていた気がします。

 

いつからだろう。

なんだか 守りの人生を歩いています。

このまま 行きたくないなぁ。

 

でも正直 ひょいと 夢を叶えていた昔の自分が 

まるで別の人のような 遠い存在のような

距離を感じている 自分がいます。

 

この隔たりを 一息に埋められないとしても…

 

いい大人になっても

小さくていいから 夢を持ち続けられる人でいたい。

そして いつだってその気になって 

よし! その夢 叶えよう

と思える自分を 取り戻したい。

 

まずは

 

あなたのしたいことは 何?

 

と じっくり 自分の心の声を聞くことから始めようと思います。