昔、くじらぐもにのりたかった

暮らしとインテリアと、時々雑談

道が暗いと嘆くよりも 輝いて照らせよ

初めて笑った

初めてくしゃみした

初めて寝返りをした

 

息子が生まれてから たくさんの「初めて」がありました。

毎日死なせないように必死だったけれど

その「初めて」に出会うたび

大袈裟なほど喜んで 感動して。

 

小学校生活が終わろうとしている最近は

「最後の給食」とか「最後の授業」とか

「最後の…」に妙に敏感になってしまって

いちいち感慨深い日々。

 

今日は「ランドセルを背負って登校する最後の日」でした。

後ろ姿をパシャリ。

でも、あれですね。

感慨深いのは親ばかりで、本人はさっぱりしたものです。

彼にはこれから先も たくさんの「初めて」が待っているのだから

そんなものなのかもしれません。

もう 手は出さずに見守っていこうと思います。

 

今週は卒業式があります。

その後、久しぶりに家族で 何日か旅行してきます。

戻りますまで しばしこちらを留守にいたします。

お天気が心配ですが、楽しんできます。

 

あ、タイトルですが私から息子へ贈る言葉です😉

卒業おめでとう

 

 

 

きのう、きょう、あした

週末はクレープを食べに行くと決めていた。

近くの公園でちょっとしたイベントがあって

クレープのキッチンカーがやって来るのだ。

この辺りは、コンビニもコンビニエンスな距離にないし

自動販売機すらあまり見かけない。

だから、クレープのキッチンカーは

「来る」んじゃなくて、「やって来る✨」の方がふさわしいと思う。

 

息子と一緒に行く約束をしていたのだけど、友達が遊びの誘いに来て

あっさり振られてしまった。

いままでなら、もういっかとなるところだが

今年の私は違う。

行きたいところには、たとえ振られても行くのだ。(大袈裟)

 

向かう途中で時計を見たら、イベント終了時刻の15分前。

もしかしたら、材料がなくなって完売してしまうかもしれない。

自然と足早になる。いつもの3倍速。

クレープのために必死になる。

そうだ、それでいい。

 

無事間に合ったので、家族3人分をお願いした。

まだ、かなりの人が残っている。

誰かが美味しそうに何かを頬張ったり、楽しそうにしているのを

こんなふうにクレープを待ちながら眺めるのって、なんか幸せだ。

 

イチゴチョコレートホイップ💕ゲット!

見るからに甘そうだけど、意外にもホイップクリームが甘さ控えめであっさり。

中年にもやさしいクレープで、夫とふたり(無言で)ペロリと平らげてしまった。

 

※※※

 

13年前の今日、あの時間、私は妊娠27週目で

やたらと眠くて寝室で昼寝をしていた。

どうせすぐにおさまるだろうと思った揺れは、ますます激しくなり

これはいつもと違うと思った。

咄嗟にキャビネットを支えながら、グラグラ揺れるシャンデリアを

恐怖して見ていた。

 

余震が続くなか、倒れた家具もそのままに

私はなにを思ったか おにぎりを作って無心で食べた。

夫は渋谷から国道246沿いを歩いて帰ってきた。

家に着いたのは、いったい何時だったんだろう。

 

その後の暮らしで いちばん苦労したのは

安全な水の確保だった。

赤ちゃんに影響したらと思うと、本当に怖かった。

生まれてからも、ミルクを作る時の水は

大学の先輩がわざわざ安全な水を確保して送ってくれた。

 

一瞬にして命を落としたり

想像もつかない恐怖や悲しみに襲われたりした

たくさんの人々のことを思うとき

私は言葉を失う。

どんな言葉も及ばない気がする。

ただ、ずっと忘れないでいたい。

そして、暮らしと命を大切にしたい。

 

 

飾っている花が少なくなったので 生けなおした。

 


小さな蕾が花開いた。

 

 

 

 

 

 

 

花も団子も愛したい

週末は、合格祈願をした神社に お礼参りに出かけた。

この辺りでは わりと大きな神社で、お正月は初詣に来る車で

ちょっとした渋滞が起こるくらいの賑わいをみせる。

うちからは歩いて数分だから

「わざわざ」というほどの距離ではないにせよ

やはりここに来ると 改まった気持ちになってすっと背筋が伸びる。

 

境内に入ると、息子くらいの歳の子もちらほら。

お礼参りかしらね。

今日みたいな澄み渡った青空のように

一点の悔いもなく 晴れやかな気持ちで

神様にお礼が言えてよかったと思う。

 

この神社は、毎年人形供養もしている。

数日後に供養されるたくさんの人形たちが

社の一角にきれいに並べられていた。

フランス人形なんかもあるが、やはり雛人形の数が圧倒的に多い。

かつては大事に飾られていた雛人形たち。

桃の節句の時期に、こうしてていねいに扱われて

たくさんの人に見てもらって、それもまた供養のひとつになるだろう。

私の雛人形は、まだ実家の天袋かどこかに眠っているはず。

いつかさよならする時が来るけど、今はまだ考えたくない。

 

 

話は変わるが、もし

「これから一生のうちで1種類のケーキしか食べられません」

ということになったら、みなさんはどのケーキを選ぶだろう。

私なら、迷わずチーズケーキを選ぶ。

レアもベイクドも どちらも好き。

同じチーズケーキなのだから、これは1種類とみなしていいと思う。

(でしょ?)

息子は、2年くらい前にチーズケーキの美味しさに開眼し

それ以来、ちょくちょくチーズケーキを作るようになった。

(嫌いじゃないようで、ときどき一緒に作ったりもする。)

昨年のクリスマスはベイクドチーズケーキを、

そして「今度はレアチーズね」とリクエストされていたのが

週末、やっと実現した。

 

大きめにカットしちゃうよね

愛するケーキが、私でも簡単に作れるレシピでよかったとつくづく思う。

大きめに取り分けてもまだ、明日の分もある幸せよ。

ひなあられも桜餅もいらない。チーズケーキさえあれば…。

(なんて言いながら 桜餅も買っておけばよかったかな なんて。欲張り?)

 

 

ラナンキュラスが一輪、しょんぼりと首を垂れていた。

見ると茎のところに傷がある。痛んだところでカットして器に生けなおした。

 

チューリップは昼間、飾ってから初めて開いているのを見た。

かわいいな

夜、寝室に入ると元どおり閉じていた。

調べたら、気温が高くなると開いて低くなると閉じるらしい。

そうやって温度調節してるんだって。

そんなことも知らなかったんだなあと

ぼんやり考えながら 眠りにつく。