ダイニングテーブルの私の席から見える景色。
ものの配置のバランスが気になり出して、ちょっと右へやっては
椅子に戻り、あ、もう少しこっちかと立ち上がってはまた動かす。
そんなことを飽きもせず真面目にやる。
納得するまで、椅子から立ったり座ったりをずっとやる。
拭き掃除をしながらものを動かした後も、右へ左へを
もれなくする。
時々、滑稽に思えてくる。
壁にものをぶら下げたり、棚にものを並べたり。
人間って、不思議な生物だと思いながら、それをする。
息子が小さい頃、トミカをひたすら並べて遊んでいた。
ああいうのを見ると、「並べる」って遺伝子に擦り込まれた
原始の記憶なんじゃないかとも思う。
その頃の人達は、土器とか土偶を並べてたのかしらねぇ。